【加工食品】農林水産物・加工食品の輸出促進
ベトナムの農林水産物および加工食品は現在、180以上の国と地域で販売されている。この分野の多くの産業は、年間の輸出額に10億ドル以上貢献している。
特に水産業は、ベトナムの輸出額の約100億ドルを占めている。原料が豊富な利点を生かし、ベトナムの食品加工産業はさらなる発展余地と潜在能力があると評価されている。
首相は、2030年までの輸出入戦略に関する決定493 / QD-TTg(2022年4月19日付け)に、農林水産物、高付加価値の加工製品の輸出に焦点を当て、品質基準に対応する能力を向上させることを目標とする。
実際に、ベトナムの輸出品の多くは未加工であり、主に小口輸出されており、ASEAN諸国、アジア、およびベトナム企業の主要な顧客である中国などの競争相手から激しい競争圧力に直面している。
また、ベトナムの主要な輸入・消費市場である米国、EU、中国などは、製品の社会的、環境的、および経済的な持続可能性に関する要件が厳しくなってくる。
これらのトレンドは、この分野のサプライチェーンを深く発展させ、価値チェーンのより高いセグメントを開拓するための課題であると同時に、機会でもある。

出所:VnEconomy
【IT】ベトナムがデジタル技術の輸出を促進し、グローバルバリューチェーンに参加
近年、デジタル技術産業は、年間10%以上の成長率で、ベトナム経済の発展に寄与している。
ベトナム情報通信省の報告によると、世界中でデジタル転換の需要が増加しつつあり、ベトナムのテクノロジー企業にとってまだ多くの余地がある。
ベトナムのデジタル技術企業の数は7万を超え、そのうち技術者は55万人である。地元デジタル技術企業は約1.4万社が製品を海外市場に展開している。 「メイク・イン・ベトナム」のロボットは、日本、ドイツ、中東など20か国の3万社以上の企業に提供され、生産性が30%向上した。過去数年間、ロボット市場の成長率は20%以上を維持している。
特に2022年、初めて1億ドル以上の収益を外国でのソフトウェアソリューション、およびデジタルテクノロジーサービスを提供する地元企業があった。潜在能力を発揮させるため、最近、ハノイに15社がデジタル転換に焦点を当てた輸出連合を結成した。また、政府は、デジタルテクノロジーの輸出を推進するための多数の解決策を公布した。

出所:the saigon times
【M&A】ベトナムのデジタル技術企業が世界最大のテクノロジー市場で事業を強化する
ベトナムのテクノロジー企業は、国内市場の開拓だけでなく、世界の大規模なテクノロジー市場に深く進出するために連携やM&Aなどを強化している。以下がその例である。
ベトナムのRikkeisoftソフトウェア企業は、100%出資である子会社RKTechを設立し、米国テキサス州プラノ市にオフィスを開設した。1,600人がいるテクノロジー企業は、日本市場で成功を収めた後、米国で子会社を設立した。
RKTech社は、Rikkeisoft社のエコシステム内の企業と共に、製品およびサービスを世界でもっとも厳しい市場の1つに徐々に導入することを目指している。
先月末、FPT社は米国企業であるIntertec Internationalの全てのテクノロジーサービス部門を買収すると公表した。この取引により、FPT社はコスタリカ、コロンビア、メキシコに拠点を設立し拡大した。これらの国はIntertec社のテクノロジー製造センターが存在している。
グローバルなテクノロジー市場の需要に応えるため、FPTは世界中でプレゼンスを拡大しつつある。その中で、M&AはFPTの重要なグローバル戦略である。2022年、FPTは海外市場で10億ドルの売上高を達した。

出所:chung khoan
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