ベトナム国家銀行の統計によると、2025年1~9月期におけるキャッシュレス決済の取引件数は前年同期比43.3%増、取引額は24.2%増となり、電子決済への移行が一段と進んでいることが明らかになった。
特に、QRコード決済は取引額ベースで150.7%増加した一方、ATMによる取引は件数で16.8%、金額で5.7%減少し、現金引き出し需要の減少傾向が続いている。インターネット決済は51.2%、モバイル決済は37.4%、銀行間決済は約47%増加した。
現在、全国で53の決済仲介機関が認可を受けており、そのうち49が電子ウォレットサービスを運営している。多くの銀行では取引の約95%がデジタルチャネルで行われており、電気・水道・教育・医療・観光・電子商取引などの分野と連携している。
さらに、1億3,200万件を超える個人顧客データに市民ID (CCCD, VNeID) を統合したデジタル決済エコシステムの拡大により、ベトナムはキャッシュレス社会の実現に一歩近づき、より安全で効率的な決済方法の普及を目指している。
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