テト(旧正月)2026を前に、ベトナム消費者の購買行動は、早期準備、計画的支出、実用性重視へと変化している。市場調査によれば、今年のテト向けギフトは、地域特産品やOCOP認証製品、国内ブランドの加工食品が中心となり、形式重視のギフトセットは減少傾向にある。小売各社や製造業者は需要に対応するため、販売開始を前倒ししている。
ソンフオン・フーズ(Song Huong Foods)、ヴィナクソ(Vinaxo)、サトラ(Satra)、サイゴン・コープ(Saigon Co.op)、ファーマーズマーケット(Farmers Market)などは、価格帯が中程度でカスタマイズ可能なギフト需要が拡大していると指摘する。インサイト・アジア(Insight Asia)の調査では、都市部家庭の68%で女性が購買を主導し、63%がECを利用、Z世代・ミレニアル世代の48%がキャッシュレスお年玉を選択している。
平均的なテト支出は1世帯当たり約1650万ドン(約9万7059円)である。購買を左右する三大トレンドは、調理済み伝統食品、環境配慮型消費、そしてAIを活用した支出計画である。企業には、食品安全や家計不安への対応として、品質・原産地の透明性強化が求められている。
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