電子商取引の急成長が、ベトナム農産物の消費構造に大きな転換点をもたらしている。ショッピー(Shopee)、ラザダ(Lazada)、ティキ(Tiki)、センド(Sendo)などのECプラットフォームは、消費者が農産品に容易にアクセスできるだけでなく、生産者自身が直接販売し、ブランドを築き、収入を高める機会を創出している。これにより、中間業者への依存度が低下し、流通構造の効率化が進んでいる。
一方で、オンライン販売される農産物は、万一のトラブル時の影響範囲が大きいため、より厳格な品質基準への適合が求められる。このため、生産者は生産工程、品質管理、トレーサビリティへの投資を拡大している。
専門家は、農産物ECモデルの持続的発展には、製品品質と信用維持への意識向上に加え、物流インフラの整備や農産物電子商取引を支援する政策強化が不可欠であると指摘する。これらの取り組みが、ベトナム農産物が国際市場でブランド力を高め、世界へ展開するための基盤となるであろう。

出所:Vov2
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