AI活用に前向きなベトナムEC業者の実態
LazadaとKantarによる最新調査によれば、ベトナムを含む東南アジア6カ国の1,200名超のEC事業者を対象に、AI導入状況と認識の実態が明らかとなった。ベトナムのEC事業者の77%がAIに関して理解があると回答し、これは地域平均を上回っているが、実際のAI活用率は42%にとどまり、自己認識の53%と乖離が見られる。AI活用が進む分野は顧客対応、マーケティング、メディア分野に集中しており、バックオフィス業務やロジスティクス分野では遅れている。ベトナムではAIの生産性向上に対する期待は非常に高く(94%が肯定)、導入コストへの懸念も比較的少ない(35%)。しかし、実際の導入には課題も多く、75%の事業者が従業員が既存のツールに固執していると認識している。特にベトナムでは、AI活用に関心を持ちつつも一部導入にとどまる層が64%と、地域平均の50%を上回っている。一方で、AIに精通した事業者の割合は22%と平均よりやや低い。これらの結果は、ベトナム国内においてAIの重要性が認識されつつも、実装に向けた支援や人材育成が必要であることを示している。今後、AIの実用的導入を後押しするためには、教育・トレーニング環境の整備が不可欠である。
ベトナム経済・ビジネス関連の有料レポートはこちらからもご覧いただけます。
