ベトナム小売市場では依然として伝統的小売(市場や雑貨店)が売上の75%を占める一方、スーパーやコンビニを含む現代的小売は年率12%超で成長しており、包装は差別化要素として購買決定に直接影響を与える存在になっている。
世界的な食品・飲料の加工・包装ソリューション大手テトラパックが示すトレンドは以下の4点である。
- サプライチェーンの透明性とトレーサビリティ、消費者への最適な価値提供の重視
- オムニチャネルの発展(実店舗とECの融合)
- マーケットプレイス型販売の拡大とデジタル特典の組み合わせ
- 販売・マーケティングにおけるデジタル活用(QRコード、VR/AR、ソーシャルコマースなど)
こうした動きに対応するため、同社は耐熱紙包装「Tetra Recart」を発表。冷蔵不要で最大24カ月保存可能、物流面では従来より30~40%省スペースを実現し、再利用も容易だという。軽量で広告デザインにも適し、棚上でも視認性が高い点も強調されている。
テトラパック・ベトナムの担当者は「包装はもはやバリューチェーンの末端ではなく、企業のマーケティングやイノベーションをけん引するツールである」と述べ、F&B企業における顧客体験と長期的なブランドロイヤルティ構築を支える役割を強調した。
ベトナムでは食品市場が多様で成長余地が大きいことから、こうした包装革新は企業にとって差別化と競争力強化の好機になると見込まれる。
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