ベトナムの市場調査会社であるベトナム・レポート(Vietnam Report)の最新調査によると、消費者の55.8%が2026年に医療・健康関連支出を増やす予定である。予防医療や生活の質の向上を重視する消費傾向が鮮明になっている。市場成長は、医療需要の拡大、安定した経済環境、民間医療分野の発展により支えられている。
ベトナムは、治療コストの競争力と医療水準の向上という「二重の強み」を有する。2024年には25万人超の外国人患者が来訪し、前年比約30%増となった。心血管手術、臓器移植、がん治療、内視鏡手術など高度医療技術も確立している。
調査では、国民の約4分の3が医療の質を「良好」と評価し、医療ツーリズムの成長余地が示された。2025年後半から2026年にかけては、薬事法改正、医療保険法改正、政令24/2024/NĐ-CP、政治局決議72号などの新たな制度整備が追い風となる。ただし、政策効果の顕在化には1~2年を要する見通しである。急速な高齢化により、長期的な医療・健康管理需要は一段と拡大している。
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