不動産研究機関DXS-FERIは、2025年末にかけてベトナム全土で大型住宅プロジェクトが相次ぎ、供給が大幅に増加すると報告した。南部ではホーチミン市の「ヴィンホームズ グリーン パラダイス」(Vinhomes Green Paradise、約2,870ヘクタール)が注目を集め、中部のダナンやカインホア省でもリゾート開発が進む見込みである。
北部ではハノイやハイフォンで新規マンションが供給され、全国的に住宅需要が回復傾向にある一方、法整備やインフラが遅れる郊外では取引が停滞する可能性が指摘されている。中心部や交通アクセスが良好な地域では価格上昇が続く見通しである。
DXS-FERIも第4四半期の市場について3つのシナリオを提示した。理想的シナリオでは供給40〜50%増、価格10〜15%上昇、吸収率40〜45%。期待シナリオでは供給25〜35%増、価格5〜10%上昇。慎重シナリオでは供給5〜15%増、吸収率20〜30%に留まるとする。
全体として「価格上昇・需要拡大・賃料上昇」の回復傾向が強まり、首都圏から南部都市への投資資金の流入も加速している。ホーチミン市やビンズオン省の都市型住宅が市場の主導役になると予測される。
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