ベトナムにおける外国直接投資の影響と成長の軌跡
過去約40年間、外国投資分野はベトナムの経済社会や国際経済統合に積極的に貢献してきた。初期の投資は主に低付加価値の繊維・衣料品および靴の分野に集中していたが、ベトナムは急速にバリューチェーンの上位に位置するようになり、重要な電子機器組立の中心地として発展した。
その証拠として、10年前には加工製造業への外国直接投資(FDI)が総投資の約30-35%を占めていたが、2019年から2022年の間には40-50%に増加した。特に、2023年には加工製造業への投資割合が50%近くに達した。
経済成長の三本柱である投資、消費、輸出の中で、FDIは輸出分野に重要な貢献をしている。1995年には、国内企業と外国企業の輸出市場シェアはそれぞれ73%と27%であったが、約30年後にはこの比率が逆転した。最新の統計データによれば、2023年におけるFDI企業の輸出額は2572億USDに達し、全国の輸出額の72.52%を占めている。
この中で、FDI企業はベトナムの重要な輸出品目のほとんどに関与しており、多くの品目が100億USD以上の輸出額を達成している。特に、FDI企業はコンピュータ、電子製品、電話および部品などのハイテク製品群において、輸出額の98-99%を占めている。