ベトナム乳業最大手のVinamilkは、国慶80周年を記念してハノイで開催された「国の成果展示会」に参加し、国家を代表する民間企業の一つとして注目を集めた。展示会は8月28日から9月15日まで国立展示センターで開催され、34省市、28省庁、94の民間企業、12の国有企業が参加する大規模イベントであり、国の発展を象徴する場となった。
Vinamilkは「50年の先駆、ベトナムを高め世界へ」というメッセージを掲げ、最新技術と製品を紹介。特に、酸素を大幅に除去し自然な風味を保持する「二重真空ロック技術」を披露し、Green Farmシリーズの品質の高さをアピールした。この製品はモンドセレクション金賞やSuperior Taste Award、米国Clean Label Projectなど国際的な認証を獲得しており、同社の技術力とブランド価値を裏付けている。
展示ブースは鮮やかな緑と現代的なデザインで構成され、来場者は栄養学を学べるインタラクティブゲームやチェックインスポットを楽しみ、トートバッグや陶器マグなどの記念品を受け取った。さらに、10万点以上の製品試飲が提供され、9日間で12万人近い来場者を見込む規模となった。
また、Vinamilkは国際的にも存在感を強めており、Brand Financeの2025年「Food & Drink」レポートでは世界の乳業ブランド価値ランキングでトップ10入りし、AAA+の格付けを獲得した。これは東南アジアで唯一の快挙であり、ベトナムを世界乳業市場の上位5か国に押し上げる役割を果たしている。
1976年の創業以来、Vinamilkは国内生産基盤を立ち上げ、1997年には中東への初輸出を実現し、現在は65か国に展開するグローバルブランドへと成長した。同社は国家財政にも大きく寄与しており、2003年の株式化以降、9.8兆VND以上を国庫へ納付してきた。今回の出展は、Vinamilkが半世紀にわたり国とともに歩み、国際舞台でベトナムブランドを高めてきた歴史を象徴するものである。
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