「国有企業の競争力向上とリーダーシップ強化」フォーラムでは、国有企業が依然としてマクロ安定と基礎サービス供給で重要な役割を担う一方、多くの深刻な課題に直面していると指摘された。現在、ベトナムには866社の国有資本企業が存在し、そのうち約500社が100%国有企業であり、GDPの12.5%、国家予算収入の約30%を占めている。
ベトナム財務省は、次の6つの主要課題を提示した。(1)リーダーシップが不明確であること、(2)民間部門との価値連鎖・連携が弱いこと、(3)厳格な法制度により資本・資産の活用が停滞していること、(4)意思決定の自律性が低くビジネス機会を逸しやすいこと、(5)業績が伸び悩み赤字企業も継続していること、(6)ガバナンス改革が遅く、株式化・資本撤退が進んでいないこと、である。
専門家は、取締役会の自律性強化、国家資本投資目的の透明化、OECDガバナンス基準の導入を提案し、国有企業がデジタルトランスフォーメーション、グリーン転換、ESGで先導役を果たすべきだと強調した。
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