主要な国際市場で売上高を伸ばすベトナム産エビ
ベトナム水産加工・輸出協会(VASEP)の報告によると、2024年のベトナムからのエビ輸出は、アメリカ、中国、EUなどの主要市場で成長を記録し、40億米ドルに達する見込みである。特に、7月にはアメリカ市場向けのエビ輸出が前年同期比で16%増加し、累計で4%増の3億9,100万ドルとなった。
年末の需要が高まる中でエビの輸出が増加している。これに伴い、原材料の価格も上昇しており、輸出価格に好影響を与えている。アメリカでは、小売業者が年末の祝祭シーズンに向けて在庫を補充する必要があり、消費支出やビジネス投資の増加も相まってエビの需要が高まっている。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)のデータによると、2023年前半には35万1,025トンのエビが輸入され、額面では27億ドルに達したが、前年同期比では量と額面ともに減少している。今後、アメリカ市場でのエビ需要は増加すると予測されており、価格もわずかに上昇している。
一方、日本や韓国などの市場でも7月には前月比2桁成長を記録した。特に日本市場では、高品質なベトナム産エビへの需要が高まっており、今後も市場シェアを拡大するチャンスがある。日本は品質を重視する傾向が強く、ベトナム産エビはそのニーズに応えられる可能性がある。全体として、VASEPは2024年のエビ輸出が前年から10~15%増加するとの予測を立てている。競争環境は厳しいものの、日本市場での高品質なエビへの需要やアメリカ市場での回復基調が期待される。
