ベトナム電力計画改定、再生可能エネルギー主軸へ転換
2024年末に改定された「第8次ベトナム電力開発計画(PDP8)」では、エネルギー安全保障と経済成長支援を両立させる方針が明確化された。再生可能エネルギーの最大限活用が中心戦略となり、2030年までに風力発電20,000〜38,000MW、太陽光発電46,000〜73,000MWを導入する。バイオマス発電や廃棄物発電も積極推進し、総発電容量183,000〜236,000MWを目指す。
洋上風力は国内需要向けに最大17,000MW、さらに輸出向け拡大も視野に入れる。2050年には総発電容量を770,000〜840,000MWへ拡大し、太陽光、風力、蓄電池の比率が半数以上を占める構成を計画する。火力発電は段階的に縮小し、石炭火力は2050年にゼロ化、LNG火力も水素燃料への転換を推進する。原子力発電は2030年代から段階的に導入し、2050年には最大14,000MWまで拡大予定である。
輸出電力も拡大し、2035年には最大10,000MWを周辺国に供給する計画である。ベトナムは再生可能エネルギー大国への転換を目指し、持続可能なエネルギーシステム構築に向けた実行力強化が求められている。
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