ベトナム大手F&B企業のマサングループ(Masan Group、HoSE: MSN)は、2025年10月にテックコムバンク(Techcombank、HoSE: TCB)とビナカフェ・ビエンホア(Vinacafé Bien Hoa、HoSE: VCF)の2社から合計2兆2000億ドン (1,220 Bil JPY) 超の現金配当を受け取る見通しである。
テックコムバンクは1993年設立、ベトナムで総資産規模トップ6に入る大手商業銀行で、2024年配当を現金で10%(1株当たり1,000ドン)支払う計画を公表した。総額は7,086 Bil VND (39.4 Bil JPY)に達する。マサングループはTCB株の19.8%を保有しており、今回の配当で約1,403 Bil VND (7.8 Bil JPY)を受領する見込みである。テックコムバンクは安定した現金配当政策を維持しつつ、業界平均を上回る利益成長と14~15%の自己資本比率を確保している。
一方、ベトナムを代表するコーヒー・穀物加工メーカーであるビナカフェ・ビエンホア社は、2024年配当を480%(1株当たり48,000ドン)の高水準で実施する。総支払額は1,276 Bil VND (7.1 Bil JPY) に達し、マサングループは間接的に65.2%を保有しているため、約832 Bil VND (4.6 Bil JPY)を受領する見込みである。同社はこれまでも市場でかなり高い現金配当を継続しており、過去には660%実施した実績がある。 この結果、マサングループはわずか1カ月で2社から合計2,200 Bil VND (12.2 Bil JPY) 超の配当を得ることとなり、同グループの財務基盤強化に寄与する。
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