総投資額53億ドルのハノイ–クアンニン高速鉄道プロジェクトについて、ヴィンスピード社 (VinSpeed) は環境影響評価報告書を公表した。これは2025年第4四半期の着工に向けた重要なステップである。
全長120.4km、標準軌(1,435mm)を採用し、全線電化・設計速度350km/hで建設される計画で、ハノイ–ハロン間の所要時間は約30分に短縮される見通しだ。路線はハノイ、バクニン、ハイフォン、クアンニンの4省市を通過し、主な停車駅はコーロア (Co Loa)、ザービン (Gia Binh)、イェントゥ (Yen Tu)、ハロン (Ha Long) の4駅、車両基地(デポ)は2か所設けられる。特筆すべきは、全線の約96%が高架構造で建設され、既存交通への影響を最小限に抑える点である。
ヴィンスピード社は、2025年末から2027年末までの24か月で建設を完了し、2028年第1四半期に商業運行を開始する計画を掲げている。当初は4編成(16両)で運行し、1時間間隔のダイヤから2030年には30分間隔へと増便予定である。
この路線は2028年に年間200万人、2050年には1,500万人の利用を見込み、ハノイ–バクニン–ハイフォン–クアンニン経済回廊の発展を牽引する国家的インフラプロジェクトとして、ベトナムの交通近代化に大きな一歩を刻むものとなる。
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