ベトナムのグリーン建築プロジェクトと持続可能な未来への道筋
ベトナムには500件以上のグリーン建築プロジェクトがあり、総延床面積は1,200万平方メートルを超えている。これは、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという政府と建設業界の強いコミットメントを反映している。
建設業界はベトナム全体の二酸化炭素排出量の約40%を占めており、毎年約6万件の新しい建築プロジェクトが実施されている。このため、持続可能な建材の使用が重要視されている。
近年、グリーン建築は政府の政策支援を受けており、「2030年までのノンベイク建材の開発プログラム」では公共投資による建物に100%ノンベイク建材を使用することを目指している。さらに、銀行もグリーン融資プログラムを展開し、企業や投資家が低利資金にアクセスしやすくなり、持続可能なプロジェクトが促進されている。
2024年のグリーン経済フォーラムでは、欧州委員会の委員長がEUがベトナムに質の高い投資を提供し、技術移転や持続可能な管理の向上を支援することを発表した。この取り組みにはフランスの大手企業サンゴバンが協力しており、同社は350年以上の歴史を持ち、75カ国で事業を展開している。サンゴバンは軽量で持続可能な建材ソリューションを提供し、ベトナムでも多様なプロジェクトでその製品が採用されている。
「ベトナムにおけるグリーン建築の発展ロードマップ」に関するディスカッションでは、専門知識を持つ人材不足やグリーン建材の利点についての理解不足など、多くの障害があることが指摘された。サンゴバンはこれらの課題に対処するため、人材教育や新技術研究に重点を置き、循環型経済推進にも取り組んでいる。同社は毎年6億ドル以上を研究開発に投資し、世界に8か所のR&Dセンターを持っている。サプライチェーンから間接排出削減戦略的パートナーとしても活動し、CPタワーやHiiveなどのプロジェクトでLEED V4やEdge認証取得に貢献している。これにより、持続可能な建築材料の普及とエネルギー効率向上が期待されている。
