ベトナムのエビ輸出、中国が最大市場に
2024年、ベトナムのエビ輸出額は約40億ドルに達し、前年比14%増加した。特に中国向け輸出は8億4300万ドルで39%の成長を記録し、米国を抜いて最大の輸出市場となった。中国の国内供給減少やエクアドルの輸出減少が要因となり、ベトナム産エビへの需要が高まった。
中国政府の消費促進策も影響し、2024年1月上旬のベトナムからの輸出額は前年同期比191%増の5100万ドルに達した。一方、中国全体のエビ輸入額は68億ドルで10%減少し、ベトナムからの輸入が増えたのに対し、他国からの輸入は減少した。
輸入品目では、ロブスターが51.7%を占め、最も多く輸入された。次いで、バナメイエビが36.1%、ブラックタイガーエビが12.2%となっている。ベトナムの競争相手であるエクアドルは、中国向け輸出が前年比14%減の30億ドルにとどまった。
中国市場では、中間層の消費力低下や生活費上昇により、バナメイエビの需要が減少している。これに伴い、ベトナム水産加工輸出協会は、ロブスター輸出の強化や伝統的なエビ製品の需要喚起策を推奨している。
