ベトナム企業が屋上太陽光発電で脱炭素推進
ベトナム企業NS2PCは、ベトナム国内のタインホア省において、最大出力518kWpの屋上型太陽光発電プロジェクトを稼働させた。本プロジェクトは、社宅に設置された太陽光パネル、蓄電池システム、およびマイクログリッド制御システムを組み合わせ、日中に発生する余剰電力を蓄電し、電力需要が高まる時間帯に再利用する仕組みである。この構成により、エネルギー管理の最適化と持続可能な運用が実現可能となった。
NS2PCは、再生可能エネルギーへの移行によってCO₂排出量の削減に貢献し、ベトナム政府が掲げるカーボンニュートラル戦略やCOP26における温室効果ガス排出ゼロの国際公約に資することを強調している。また、同社は将来的にBOTニソン2火力発電所における太陽光発電プロジェクト拡大も検討しており、エネルギー転換のさらなる加速を目指す姿勢を明らかにした。
プロジェクトの竣工式では、ベトナム政府代表であるタインホア省人民委員会の副委員長マイ・スアン・リエム氏が出席し、NS2PCの取り組みに感謝の意を表した。同氏は、ベトナム国内における再生可能エネルギーの割合が依然として低い現状に触れ、同様のプロジェクトを拡大する重要性を強調した。
本プロジェクトは、ベトナム企業の革新性と環境配慮の象徴であり、電力安定供給、長期的なコスト削減、そして環境保護に貢献するモデルケースとなっている。ベトナム国内におけるエネルギー構造の持続可能な発展を推進する一歩である。
【関連記事】ベトナムの再生可能エネルギー市場についてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
ベトナム電力市場の有料レポートはこちらからもご覧頂けます。
