ベトナム商工省と中国・広西が貿易協力を強化
2025年2月19日、ベトナム商工省のグエン・ホン・ディエン大臣は、中国広西チワン族自治区党委員会のトラン・クオン書記と会談し、貿易と産業協力の強化について協議した。ベトナムは26年間にわたり広西の最大の貿易相手国であり、両国は農水産物の円滑な輸出入や安定した供給網の維持に合意した。また、ベトナム企業の適応を支援するため、輸出入規制の変更を事前に通知するよう求めた。
さらに、ベトナム商工省は、中国市場への農産物輸出拡大を提案し、貿易促進イベントの開催や広西でのベトナム産品のPR活動を進めることで合意した。産業協力では、ハイテク産業や環境配慮型産業の発展に向けた連携を強化し、製造・加工業の人材育成にも協力する方針を示した。エネルギー分野では、電力協力の強化を目指し、広西とベトナム・クアンニン省を結ぶ超高圧直流送電網の建設が提案された。
トラン・クオン書記は、広西の貿易総額の39.1%をベトナムが占め、果物貿易ではASEAN全体の3分の1を担っていることを強調した。また、国境貿易額が前年より41.3%増加し、両国の貿易関係が順調に成長していることを報告した。広西政府は、中国・ASEAN博覧会の開催、電子商取引の発展、スマート通関システムの導入、輸出農産物の検疫センター設立などを提案し、ベトナム商工省は前向きに対応する姿勢を示した。
会談の最後に、両者は2025年の重点課題を定めた協力合意書と、ベトナム・クアンニン省商工局と広西省商務庁の生産協力推進に関する覚書を締結した。これらの協定は、両国の経済関係を深化させ、貿易バランスの改善にも貢献すると期待されている。
