ベトナム政府、STEM人材育成推進へ
ベトナム政府は2021~2030年のベトナム高等教育および教員養成機関のネットワーク計画に基づき、ベトナム国内の大学の中から5つの国立大学・学術機関を選定し、重点的な投資・強化を進める方針を決定した。対象は、ハノイ工科大学、ハノイ建設大学、交通運輸大学、郵便通信技術学院、ホーチミン市技術教育大学であり、各分野でトップレベルの教育・研究能力を有し、地域トップレベルの大学を目指す。この中でもハノイ工科大学は、アジアでも上位の大学として位置付けられている。
ベトナム政府は、これらの大学が国家大学や地域大学と協力しながら、ベトナム国内における高度人材の育成、戦略的な技術分野の研究開発、およびデジタル変革を推進することを期待している。特に科学、技術、工学、数学(STEM)分野の教育強化が最重要課題となっており、2030年までにSTEM分野の学生数を100万人規模に拡大し、そのうち博士課程1%、修士課程7%の割合を目標としている。
さらにベトナム政府は、地域ごとに強みを持つ大学を選定し、各地域の経済発展を支えるための支援を計画している。自然科学・生命科学分野はベトナム国内の工業や農業、医療分野を支えるため、経済拠点地域および中央高原地域において強化を図る。また、情報技術や電気通信分野では、ハノイ、ホーチミン市、ダナン、カントーなどベトナム国内の主要都市を中心に支援を強化する。
