ベトナムの商業銀行ティエンフォン銀行(TPBank、国内の信頼度トップ10銀行の一つ)は、若年層の取り込みを狙い、特にZ世代とミレニアル世代を対象にした戦略を強化している。その中心となるのがクレジットカード「TPBank Mastercard FEST」で、コンサートチケットの購入、映画料金の割引、オンラインエンターテイメントサービス決済でのキャッシュバックなど、若者の娯楽ニーズに特化した優待を揃えている。
具体的には、全国の映画館でのチケット割引や、Spotify、Netflix、YouTube Premiumなどのオンライン娯楽サービス利用時に最大20%のキャッシュバックを提供。特典は2025年末まで適用される。同行は「金融商品とライフスタイルを結び付ける」戦略によって、ブランドの浸透を広げるとともに、初めてクレジットカードを使う若年層の利用を促進する狙いだ。
また、マーケティング活動でも若年層を意識し、エンターテインメント分野と連動したプロモーションを展開。音楽番組「Em Xinh “Say Hi”」での宣伝後には、カード発行枚数が3倍に増加した。
ベトナムでは消費意欲の旺盛な若年層が拡大しており、パーソナライズされた金融サービスの市場は今後も成長が期待される。この動向は、国内金融機関のみならず、海外の金融機関にとっても市場参入や商品開発の好機となる可能性がある。

URL: VNexpress新聞
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