今回はベトナム全土で複数の病院を運営している病院運営・投資グループ(仮名:Cresson)を紹介する。ベトナム人の所得増加および富裕層が厚みを増す中で、高品質な医療サービスへのニーズはベトナムで益々高まっている。今後同社がさらに事業を拡大し、高い品質の医療サービスを提供するにあたって、日本のパートナーとM&A、共同投資、業務提携等で連携していきたい方針である。本レポートをご覧いただき、Creson社へ関心を持たれた場合は、編集部までお問い合わせいただけると幸いである。
売却企業の紹介
Creson社は2014年に設立され、本社はベトナム南部に位置している。病院運営、医療事業への投資を主要な事業としている。特に同社の特徴としては、国営病院・公立病院を買収し、自社のPMIノウハウを活かしたサービスの再構築を行い、自社で運営を行っていくモデルで複数の病院を買収・運営している点である。同社は今後の事業成長に寄与するシナジー効果を持つ投資家を探している。
社名 | Creson株式会社 |
設立 | 2014 |
事業内容 | :病院・医療投資事業,病院運営事業 |
本社所在地 | ベトナム南部 |
病床数 | 2.700 ~3.000病床(合計) |
病院数(直接運営) | 6病院 |
Creson社の強み
同社は病院に特化した投資事業を行っており、ベトナムの病院投資に関するノウハウ、PMI等の経験が豊富に有している。その他、新規病院の案件開発、病院建設等にも強みを持つ。
想定されるM&A・提携のスキーム
Creson社は企業自体へのM&Aだけでなく、新規病院設立プロジェクトへの共同投資等の複数のM&A・提携スキームが想定されている。
新規病院案件に対する投資のパートナー(M&A)
Creson社は現地における再構築の病院、また民間化の公立病院の買収事業において共同出資・資本提携できるパートナーを探索するニーズがある。 期待シナジーとしては、資本力を強化し、さらなる病院の買収および民間化のサイクルを早いスピードで回し、事業を拡大していくことが期待される。
病院チェーンの運営事業におけるパートナー(資本提携、業務提携またM&A)
グループの既存の病院チェーン(6病院)、また今後増加する病院の運営事業をより効率化するために、病院事業のノウハウを有する投資家を探索するニーズがある。期待シナジーとしては、投資家のノウハウ・強みを活かして、グループ内の既存病院、また今後買収する病院の運営事業に貢献し、利益率をアップさせることが期待される。
技術を持つ日本の医療機器サプライヤーの探索(業務提携・資本提携)
Creson社は既存病院の旧医療機器・設備を順次切り替えていき、より進んだサービスを提供していく方針がある。このため、最先端の医療技術を有する医療機器の日系サプライヤーを探索するニーズがある。 単純に機械、機器を購入するではなく、高度な医療技術をCreson社が獲得するための技術指導も期待されている。
お問い合わせ先
本件に関する詳細情報については、ぜひVietBizまたは運営企業のONE-VALUE株式会社までお問合せいただきたい。