ベトナムでは、年間1億5,000万トンを超える農業副産物や廃棄物が発生しているが、リサイクル率はわずか40〜50%にとどまっており、循環経済(KTTH)発展の余地が大きいとされる。専門家は、循環経済モデルが資源のライフサイクルを延長し、排出量とコストを削減するとともに、2050年までのネットゼロ目標の実現に寄与すると指摘している。
ベトナム経済研究所のブイ・クアン・トゥアン准教授は、循環経済がグリーンエネルギーの利用を促進し、リサイクル・再設計・技術革新を通じて新たな製品を生み出し、企業のグローバルバリューチェーンへの参入を深めると述べた。
一方で、ベトナムは高い投資コスト、再生原料市場の未整備、法制度の不統一といった課題に直面している。専門家らは、制度整備、企業能力の強化、廃棄物の分別推進、分野横断的な連携を進め、循環経済をグリーンかつ持続可能な経済への新たな発展構造と位置づけるべきだと提言している。
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