ベトナムの農業・金融・貿易の最新動向
ベトナム国内では、農産物の価格が急落しており、特に野菜や果物の価格は前年同月比で最大50%減少している。この影響で農家や業者は収益の大幅な減少に直面しており、需要も低迷している。消費者の支出が抑えられていることや、家庭内での農産物の利用が増えていることが市場の冷え込みに拍車をかけている。今後、供給過多が続く場合、さらなる価格下落が予想されるため、安定的な消費先の確保が課題となる。
一方、ベトナム国内の金市場では価格の変動が続いており、特に金の指輪は週を通じて1.7百万VND上昇した。国際市場でも金価格の微減が見られたが、国内市場では依然として高値圏で推移している。
また、ベトナム政府は、メコンデルタ地域の農業融資を強化し、特に冬春作のコメの買付支援を進めている。中央銀行は、金融機関に対し、農家や企業が円滑に融資を受けられるよう求めており、コメの安定供給と価格維持を目的とした政策を強化している。特に、長期的な貯蔵能力向上のための設備投資支援も検討されている。
さらに、自動車輸入が急増しており、2025年2月の輸入台数は前年同月比で77.9%増加し、輸入額も85.8%増となった。これは、国内の需要回復や関税政策の影響を受けた動きと見られている。一方で、ベトナムからの海外投資額も急増し、年初2カ月で239百万USDに達し、前年同期比で9.5倍の増加を記録した。これは、ベトナム企業が海外市場への展開を積極的に進めていることを示している。
今後、農産物市場の安定、金融支援の拡充、国際貿易の変動への対応が重要な課題となる。
