ベトナムの消費者の外食の関心は依然として高い
2024年の上半期、ベトナムの飲食業界(F&B)は淘汰の時期を迎え、約30,000店舗が閉店し、全体の店舗数は約4%減少した。6月末の時点で、ベトナム全体の飲食店舗数は約304,700店舗となり、特にホーチミン市では約6%の減少が見られる。一方、ハノイではわずかに0.1%増加した。
この状況は、最近の景気の停滞とF&B業界の厳しい環境を反映している。レポートによれば、大都市では営業開始から3ヶ月未満で閉店する店舗が増えている。F&B店舗は、売上を伸ばすために多くのキャンペーンを行うなど努力をしている。
一方で、暑い天候が続いたことは、飲料業界にとってプラスとなり、調査に参加した企業の21.7%がこの影響で利益を上げたとの報告もある。しかし、F&B企業は2024年下半期のビジネス拡張に対しては慎重な姿勢を示しており、61.2%の企業が現状の規模の維持に留める意向である。
消費者の外食に行く頻度は変化し、計画的に支出する傾向が強まり、衝動的な支出は減少している。調査によると、頻繁に外食(週に3-4回または毎日)する人の割合は2023年とほぼ変わらず、1-2回/週に外食する人の割合は、前年より4.1%増加している。全体として、多くの顧客層はこれまでと同様に外食を続けており、F&B業界は依然として魅力的な業界であると言える。
さらに、昼食の価格帯に関しては、31,000ドンから50,000ドンが61.4%を占めており(昨年は47.7%)、価格が30,000ドン以下の昼食の割合は減少している。全体として、F&B業界は厳しい状況にあるものの、消費者の外食への関心は依然として高いことが明らかになっている。