急速に成長するベトナムの廃棄物焼却発電
ベトナムの廃棄物焼却発電分野は急速に成長しており、国内外の投資家からの関心が高まっている。この関心の高まりは、政府が2050年までにネットゼロを目指すコミットメントと、持続可能なエネルギー開発を奨励していることにも依る。
以下は、ホーチミン市での主要プロジェクト
- BENVITEK株式会社は、ホーチミン市に1日あたり4,000トンの廃棄物処理能力を持つ100 MW/日の発電能力を備えた廃棄物焼却発電所の建設を提案した。このプロジェクトは温室効果ガスの削減にも寄与する見込みである。
- Tâm Sinh Nghĩaによるプロジェクトがホーチミン市クチ区で進行中で、1日あたり2,000〜2,600トンの処理能力を持つ廃棄物焼却発電所の建設が始まり、総投資額は6,400億VNDである。
- REE(冷凍電気工学株式会社)は、1日あたり2,000トンの廃棄物処理能力を持つ廃棄物焼却発電所の建設を申請し、現在審査中。承認されればPPP法に沿っての投資が実施される。
- Vietstar社とTâm Sinh Nghĩa投資開発株式会社には、それぞれ1日あたり2,000トンの処理能力を持つプロジェクトの投資証明書が発行されている。
ドンナイ省の動向
ホーチミン市に加え、ドンナイ省も廃棄物焼却発電の投資先として注目されている。Ecotech Vietnam株式会社とLe Delta株式会社は、ヴィンキウ区で投資額2,286億VNDの生活廃棄物発電処理工場の建設を申請した。また、ドイツのAsia New Generation株式会社は、熱分解処理技術を用いたプロジェクトを申請しており、初期段階で1日あたり400トンの廃棄物処理を予定している。
投資環境の改善要望
廃棄物焼却発電プロジェクトの増加に伴い、多くの投資家は政府に対して、投資優遇政策の実施や行政手続きの簡素化を求めている。これらの実施や簡素化により、企業が当該分野に参加し易い環境が整備され、大規模な資本を必要とするプロジェクトの経済的負担が軽減されることが期待されている。
