製造業に追い風、ベトナムFDIが61%集中
2025年第一四半期、ベトナムにおける外国直接投資(FDI)は引き続き堅調に推移している。具体的には、401件のプロジェクトが投資調整を行い、追加投資額は約51億USDに達した。さらに、外国投資家による出資・株式取得は810件で、投資額は約14億USDを記録した。
この期間、ベトナムの国民経済21部門のうち18部門にFDIが流入。中でも製造・加工業は依然としてFDIの主力産業であり、総額67億USD以上を集め、全体の61%を占めた。前年同期比で26%増加しており、引き続きベトナム経済の成長エンジンであることを示している。
不動産分野も堅調で、23億USD超の投資を受け、全体の21%を占める。こちらは前年同期比で44%の大幅増となっている。地価高騰や都市開発需要を背景に、今後も有望な投資分野とされる。
投資元では、シンガポールがトップで30億USD超のFDIをベトナムに供給。これに続くのは韓国、中国、日本の順であり、東アジア地域からの投資が依然として中心である。
地域別では、FDIを多く集めたのはバクニン省、ホーチミン市、ハノイ市であり、インフラ整備や労働力供給の面で優位性を有している。特にバクニン省は製造業集積地としての地位を確立しており、大型案件の誘致に成功している。
今後、FDIの安定的な拡大に向けては、法制度の整備、インフラ投資、行政手続きの簡素化などが引き続き重要となる。
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