ベトナム小売業界、2025年本格回復へ
ベトナム政府は2025年、ベトナム国内の小売業の安定的な回復を見込んでおり、消費刺激策として付加価値税を10%から8%に引き下げた。これにより、消費意欲が高まり、特に必需品や即時消費財分野での需要が拡大すると見られている。また、約380万人の新たな中間層の誕生が市場の成長を後押ししている。ベトナム商工省は引き続き、ベトナム国内の小売業促進策を講じる方針である。
一方で、電子商取引法の制定により、ベトナム企業、特に中小企業のデジタル市場参入が容易になると期待されている。ベトナム企業大手のWinCommerceやThế giới Di động(MWG)は、ECプラットフォームへの投資を加速させている。オンライン販売の比率は2025年に都市部で3%、農村部で1%上昇する見込みである。
また、スーパーマーケットチェーン「Bách hóa xanh」は、価格競争力と生鮮食品への特化によって急成長しており、今後も店舗拡大を進める。医薬品小売においても、インターネットの普及により、オンライン販売が拡大傾向にあり、FPT Long Châuのような現代的な薬局チェーンが台頭している。
さらに、DigiworldやFPT Retailといったベトナム企業は、家電やIT製品の需要増に対応し、新ブランドの導入やオンラインチャネルの強化を進めている。2025年の業績は前年比2桁成長が見込まれ、ベトナム小売業界はデジタルシフトと実店舗の最適化を軸にさらなる拡大が期待されている。
【関連記事】ベトナムのEC市場についてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
ベトナムEC市場有料レポートはこちらからもご覧頂けます。
