ベトナム自動車産業の成長と国際展開
ベトナムの自動車産業は、数年間の停滞を経て、最近大きな転換を遂げた。特に、ここ2年で、国内市場だけでなく海外への自動車輸出も行い、多くの国際ブランドからの投資先として注目されている。
2023年のデータによれば、国内で販売される自動車の約70%がベトナムで組み立てられ、その割合は2024年にはさらに増加する見込みである。現地調達率も20%-30%に上昇しており、Thaco社はバスの現地調達率を60%以上に達成し、VinFastは電気自動車を短期間で生産にまで漕ぎ付け、国際市場にも進出している。現在、ベトナムの自動車保有率は1,000人あたり23台であり、タイやマレーシアに比べて低いが、成長率は東南アジアで2位となっている。
ベトナムは17件の自由貿易協定(FTA)を締結しており、多くが輸入関税を0%に引き下げることを約束している。これにより、2030年には市場が完全に開放される見込みである。Thaco社は2004年からバスの生産を開始し、2019年にはASEAN諸国へ45%以上の現地調達率を持つバスを輸出した。
2022年にはVinFastが999台の電気自動車をアメリカへ輸出し、大きな注目を集めた。また、Hyundai Thanh Congも2023年に122台のミニバスと軽トラックをペルーへ輸出し、新たな成果を上げている。最近では、Tasco社とGeely Auto Groupが合弁契約を結び、新たな組立工場を設立する計画が進行中である。Hyundai Thanh CongとSkoda Autoも新工場建設で提携しており、これらの取り組みは地元雇用創出や技術移転につながると期待されている。
ベトナムの自動車産業は、高度な技術と複雑な機械設備供給能力を備えつつあり、今後さらなる成長が見込まれている。このように、自動車産業は国内外で競争力を高め、市場からの需要に応じた製品開発や輸出活動が活発化している。ベトナムは単なる部品供給国から脱却し、自動車産業全体が新たな成長段階へと進んでいる。
