ベトナム政府は、ベトナムの5つの都市を中央直轄都市に認定予定
ベトナム政府は、2024年8月22日に『国家都市・農村システム計画2021-2030年、2050年までの展望』に関する決定第891/QD-TTg号を発表した。
この計画によると、2030年までの目標は、都市化を加速させ、都市と農村で、現代的で統合されたインフラ環境を整備することにある。また、生活環境の健全性を保ち、海面上昇や気候変動に適応できる都市を目指す。環境に優しく、排出量を削減することも求められている。
計画では、少なくとも5つのベトナムの都市が国際的な基準に達し、国際ネットワークとの接続・発展の中心的な役割を果たすことが明記されている。都市地域の経済構造は、グリーン経済やデジタル経済などの現代的な方向へ発展し、その割合が大きくなるとされている。
将来的には、これら5つの都市が中央直轄都市(đô thị trực thuộc Trung ương)の制度が誕生後、中央直轄都市に属することが計画されている。5つ都市は、首都ハノイ、ホーチミン(2030年までに特別都市になる見込み)、ハイフォン、カントー、ダナン(2030年までに第一級都市になる見込み)である。
さらに、8つの省が中央直轄市 (thành phố trực thuộc trung ương)に昇格する方向で計画されている。これには、トゥアティエン・フエ、カインホア、バックニン、バリア・ブンタウ、クアンニン、ニンビン、ハイズオン、ビンズオンが含まれる。
2023年1月1日に中央管轄都市の基準は以下のように変更された(第27/2022/UBTVQH15号決議に基づく):
- 人口規模: 100万人以上。
- 自然面積: 1,500 km²以上。
- 行政単位: 9つ以上の行政単位を有し、全行政単位のうち60%以上が区、町、市で、うち少なくとも2つが区であること。
- 都市の等級: 特別都市または第一級都市に認定されていること、または中央直轄都市予定地域が特別都市または第一級都市の基準を満たすこと。
- 経済社会の発展レベル: 第27/2022/UBTVQH15号決議に付随する付録に記載された基準を満たすこと。