ベトナム交通運輸大学、半導体・鉄道教育強化へ
ベトナム交通運輸大学は、2030年までにアジアトップ100大学入りと国家重点教育機関への発展を目指し、鉄道および半導体分野における新たな教育プログラムを構築している。同大学は、ベトナム政府の「半導体産業人材育成計画」に基づき、重点的な設備投資を受ける18校の一つとして指定され、特に半導体研究室の整備が進められている。
鉄道分野では、都市鉄道や高速鉄道に対応した7つの新プログラムを構築し、欧州、日本、韓国、中国などの教育モデルを取り入れてカリキュラムを現代化している。また、学生の実践力を高めるため、インターンシップや実験の時間を強化し、ベトナム政府が推進する北南高速鉄道事業などの国家プロジェクトに貢献できる人材育成を図っている。
半導体分野では、すでに2006年から関連分野の教育に取り組んできた実績があり、近年ではIC設計、試験、パッケージングなどに特化した「コンピュータ工学」専攻も新設している。加えて、ベトナム交通運輸大学は国内外のベトナム企業や教育機関(Dolphin、Qorvo、CoAsia、Toshiba、Viettel、FPTなど)と連携し、産学連携を強化している。
さらに、ベトナム商工省傘下のベトナム国家品質基準研究所との間で2025~2030年にかけた国家交通基準の策定協力にも合意しており、ベトナム国内の鉄道インフラと技術標準の整備にも貢献する体制を整えている。これにより、ベトナム交通運輸大学は、ベトナム国内で唯一、鉄道分野の博士課程までを持つ大学としての地位を確立している。
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