ベトナム政府、半導体人材育成を本格化
ダナン市に設立された「半導体・人工知能設計研究訓練センター」において、初の専門半導体設計トレーニングコースが開講された。このプログラムは80名の優秀な学生を対象に開始され、2030年までに数千人規模の人材育成を目指している。センターはベトナム国内における半導体、ブロックチェーン、人工知能(AI)の発展を促す高品質人材の育成を目的としている。
本センターは、デジタルバンク「Vikki」やGalaxy Holdingなどのベトナム企業が共同で設立し、初年度には1000億VND(約6億円)を投資して最新鋭の実験室(ラボ)を整備し、教育プログラムと運営体制を整えた。また、Vikki銀行は、ベトナム国内における「Make-in-Vietnam」ブロックチェーン技術の推進を担っており、本プロジェクトはその一環である。
高い専門性を持つ人材の育成により、ベトナム政府の技術革新戦略や第57号中央決議の達成に貢献することが期待されている。さらに、世界最高水準のシミュレーションシステム「Synopsys ZeBu-5」を導入し、半導体設計と試作の分野でも世界基準の環境を構築する。
本プロジェクトはベトナム政府やダナン市とベトナム企業の連携により実現されており、同センターは将来的に単なる研究拠点に留まらず、設計・試験・生産・輸出までを担うベトナム国内の中核技術拠点となることを目指している。教育プログラムでは理論と実務の両面から人材育成を行い、ベトナムのハイテク産業における競争力を強化し、国際市場でも通用する人材の輩出を目指している。


