ベトナム大手企業FPT、韓国ヨンイン市と半導体・DXで協力強化
ベトナムのFPTは、韓国・ヨンイン市と半導体およびデジタル変革分野での協力強化に向けた意見交換を行った。2025年3月末、FPTのグエン・ヴァン・コアCEOらがヨンイン市庁を訪問し、Ryu Gwang-yeol副市長や現地企業と共に、ベトナムと韓国間の技術連携の可能性について議論した。
ヨンイン市は現在、韓国政府主導で世界最大規模の半導体生産拠点建設が進められているハイテク都市であり、3728億ドル規模の投資が計画されている。こうした背景の中、FPTはベトナムをAIや半導体産業のグローバルな拠点とする可能性を示唆し、今後さらなる連携を模索する姿勢を明らかにした。
FPTは2016年に韓国市場に参入して以来、ソウルや大邱に拠点を持ち、LGやShinsegae、Shinhan Bankなどの大手企業に技術サービスを提供してきた。2024年には韓国市場で前年比60%の売上増を記録し、特に自動車技術、SAP、ERP、ローコード分野で成果を上げている。
FPTは現在、「AI」「半導体」「デジタル自動車技術」「デジタルトランスフォーメーション」「グリーントランスフォーメーション」の5つの柱を軸にグローバルな技術エコシステムの構築を進めており、韓国市場での連携強化は戦略の一環とされている。
ヨンイン市側は、FPTとの対話を通じて、地元の中小IT企業のグローバル展開を支援すると明言し、今後の協力を約束した。今回の会談は、韓国とベトナムのテクノロジー協力関係の深化を象徴する機会となった。
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