ベトナム商工会議所(VCCI)は、2024年付加価値税法の施行から3か月余りが経過したことを受け、農林水産企業の資金繰り悪化と輸出競争力の低下を懸念し、政府に是正を求める文書を提出した。
VCCIは5つの主要課題を指摘しているが、特に問題視しているのは「一次加工農産物」に対する税率5%の適用である。この規定により、利益率が1〜3%しかない多くの企業が年間数千億ドン規模の資金を一時拠出せざるを得ない状況にある。さらに、還付手続きの遅延や「販売側が納税済みでなければ購入側は還付を受けられない」との規定が法的リスクを高めている。
一部地方では飼料原料に対しても5%の課税を行っており、畜産法の免税規定に反しているとVCCIは指摘。小規模農家との取引では請求書が発行されないため、税務処理が煩雑化している。VCCIは自動還付制度の導入、電子証憑や購買リストでの代替認定、軽微なミスに対する罰則緩和などを提案し、税制の柔軟化を求めている。
ベトナム経済・ビジネス関連の有料レポート一覧
ベトナム経済・ビジネス関連の有料レポートはこちらからもご覧いただけます。
