ベトナム農業環境省は、「2025〜2035年農業部門における排出削減計画」を発表し、2020年比で温室効果ガスを少なくとも15%削減するとともに、カーボンクレジットを創出可能な15の栽培モデルを試験導入する方針を示した。対象は米、サトウキビ、コーヒー、キャッサバなどの主要作物である。
各省・都市で1〜2件の低排出型農業モデルを展開し、国際的なカーボンクレジット基準に適合させることを目指す。このクレジットはCO₂排出1トン分に相当する取引可能な証書である。
実施中の排出削減モデルでは、例えば「100万ヘクタール高品質米プロジェクト」におけるAWD(間断灌漑)技術により、メタン排出量を30〜45%削減、水使用を20〜30%削減し、農家収入を10〜20%増加させる成果が出ている。さらに、サトウキビやキャッサバでも窒素肥料の削減や土壌再生を通じた炭素吸収促進の可能性が高い。
こうしたモデルの拡大により、ベトナムは2050年のカーボンニュートラル実現に近づくと期待されている。

出所:Vnexpress
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