ベトナムで試験販売が始まって約4カ月が経過したE10バイオガソリンは、依然として消費量が低水準にとどまっている。ペトロリメックス(Petrolimex)およびPVOIL(PetroVietnam Oil)によると、E10の販売比率は店舗全体の約10%程度であり、多くの消費者は依然として鉱物系ガソリンを選択している。

出所:https://tuoitre.vn/vi-sao-xang-e10-kho-ban-du-da-thi-diem-nhieu-thang-20251218003245193.htm
背景には、エンジンへの影響に対する不安や、SNS上で拡散される未検証情報がある。専門家は、エタノールは燃焼をクリーンにする一方、発熱量が低いため、出力が低下している、あるいは燃費が悪化しているとドライバーが感じやすいと指摘する。また、高温多湿の環境では、E10を長期間使用しない場合に分離が起こり、燃料系統に影響を与える可能性がある。特に2000年以前に製造された旧型車では注意が必要とされる。
一方、トヨタ(Toyota)、ホンダ(Honda)、フォード(Ford)など2010年以降の車種はE10に対応している。現在の主な利用者は、公用車や運輸事業者、配車アプリ関連車両である。業界では、2026年以降のE10本格導入を見据え、消費者理解を深める強力な情報発信が不可欠とされている。
