ホーチミン市(旧バリア=ヴンタウ省・旧ビンズオン省を合併した新行政区画)は、2025~2035年にかけて9本の都市鉄道(メトロ)を優先的に整備する計画を明らかにした。総投資額は約371億ドル(約5兆5650億円)に上り、大容量輸送ネットワークを形成してホーチミン市、ビンズオン、ドンナイ省、ヴンタウを結び、ロンタイン国際空港および国家鉄道との接続を図る。その内訳は、ホーチミン市内6路線、ビンズオン2路線、ヴンタウ1路線である。
主要プロジェクトの一つであるメトロ2号線(ベンタイン~タムルオン)は、2025年末から2026年初頭の着工を予定。また、ヴィングループ (ベトナム一番大きい民間企業、Vingroup) が準備を進めるメトロ12号線(ホーチミン市~カンゾー)は、ベンタインを起点とする延伸案が検討されている。
さらに、市は全路線での効率的な運行を実現するため、車両基地(デポ)配置および技術標準の統一に向けた見直し作業を進めている。
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