2025年10月6日の報道によると、ベトナムの産業・貿易分野ではエネルギーと輸出の両面で注目すべき動きが見られた。
エネルギー分野では、LNG火力発電プロジェクトに新展開があった。
国営石油グループPetrovietnam傘下のPV Powerは、ニョンチャック第3火力発電所が2025年11月に発電を開始する見通しだと発表した。ニョンチャック第3、第4火力発電所の合計出力は1,624MWで、年間発電量は約3億5,500万kWhの見込み。両プロジェクトは2019年2月に投資承認を受けてから6年を経て完成段階に入った。ベトナム初の輸入LNGを燃料とする新設発電所であり、同国のエネルギー転換における重要な節目となる。
続いて、EVN(ベトナム電力公社)はクアンチャックII(1,500MW)のEPC入札を開始。2025年12月着工、2028〜2029年に順次稼働予定である。また、EVNはクアンチャックIII(1,500MW)プロジェクトの投資承認を地元当局に申請しており、今後数年でLNG火力網の整備が急速に進む見込みである。
一方、輸出分野では回復基調が鮮明になった。2025年1〜9月の農林水産物輸出は前年同期比14%増の523億USD(約7.8兆円)に達し、コーヒー、ゴム、果物、ナッツなどの主要品目が堅調。
さらに、国内小売・サービス売上高も9か月間で5176兆ドン(約30兆円)に達し、前年比9.5%増。衣料品・食品・観光の需要拡大がサービス業の成長を後押ししている。
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