アメリカの関税猶予、ベトナム水産業に猶予の90日
アメリカがベトナム産品への報復関税(46%)を90日間猶予し、暫定的に10%とする方針を発表した。これにより、ベトナム水産業界は短期的な輸出維持が可能となり、企業は交渉の行方に希望を見出している。アメリカはベトナムにとって最大級の水産輸出先であり、年間輸出額は18~21億ドル、輸出全体の約20%を占めている。もし関税が高水準で恒久化されれば、輸出停滞や在庫過多、資金繰り難、雇用不安など深刻な影響が懸念される。
VASEP(ベトナム水産加工輸出協会)は、政府に対し2つの支援パッケージを提案。一つは税制・金融・労働・貿易制度に関する支援で、土地賃料減免、VAT免税、冷蔵コンテナの電気代軽減など多岐にわたる。もう一つは2025~2026年の輸出促進と市場多様化策で、欧米・アジアの見本市への参加支援、展示費用100%補助などが含まれている。
アメリカの対応次第でベトナム水産業は大きな転機を迎える。短期猶予の間に政府と企業の連携が求められており、政策支援と市場開拓を通じて、国際競争力の維持と輸出安定が期待されている。
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