コヒーレント(Coherent)、ダッソー・システムズ(Dassault Systèmes)、ベシ(Besi)、アプライドマテリアルズ(Applied Materials)など世界的半導体企業の拡大は、ベトナムが半導体バリューチェーンの戦略拠点として浮上していることを示している。コヒーレントは、2028年度までにベトナムの従業員数を2,000人から6,000人超へ増やす計画であり、優遇政策とグリーン指向の工業団地に支えられた産業エコシステムを評価している。同社は高度技能を要する材料・部品製造へと事業領域を拡大し、大学との連携でエンジニア育成を強化している。ダッソー・システムズは3Dユニバースと生成AIを軸に「創発型経済」への転換を支援する。ベシとアプライドマテリアルズは、超精密加工、特殊材料、国際基準のクリーンルーム管理など厳格な要件を提示し、ベトナム企業に高い技術能力と柔軟なサプライチェーン構築を求めている。SEMIは、ベトナムのインフラは新興国の中で比較的強いが、半導体製造を呼び込むためには継続投資が不可欠と指摘する。課題は大きいものの、ベトナム企業にとって半導体装置・材料分野への参入機会は広がりつつある。
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