ベトナム米輸出拡大も、価格高騰と物流難が課題に
2025年初頭、ベトナムの米輸出量は230万トン超、12億ドル超の輸出額を記録し、数量は前年同期比で増加したが、価格低迷により金額は15.53%減少した。最大輸出先は依然としてフィリピンであり、続いて中国が急速に増加し第2位に浮上した。特に中国向けは、もち米と5%砕米が主力商品となった。その他、コートジボワール、マレーシア、ガーナ市場も安定的に推移している。国内市場では米ともち米価格が高騰し、中国は価格上昇を受けてもち米輸入を停止した。一方、フィリピンやアフリカ向けには引き続き需要があり、価格交渉を通じた対応が進められている。輸出価格上昇に伴い、一部契約違反や再交渉も発生しており、特にアフリカ市場では価格交渉が難航している。また、出荷量急増により国内輸送の需給が逼迫し、運賃上昇も発生している。企業間では輸送確保の競争が激化しており、安定的な供給と価格管理が今後の課題となっている。ベトナム米輸出は引き続き好調だが、価格高騰、物流負荷、供給制約といった短期的なリスクへの対応が求められている。
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