ベトナムでは2025年9月2日の国慶節80周年を迎えるにあたり、大手小売企業が営業時間延長や大規模値引きを実施し、消費喚起を図っている。AEONベトナムはハノイで通常の2〜3倍、ホーチミン市で2倍の来客を見込み、8月29日から9月2日まで営業時間を最大22時30分まで延長する。必需品や電化製品、衣料品など数千品目を最大50%値下げするほか、食品や飲料を中心とした需要に対応する。WinMart/WinMart+は在庫を30〜40%増やし、「1個買えば1個無料」などの販促を展開し、会員向けにMEATDeliやWinEco製品を20%割引とした。
セントラルリテール・ベトナムは全国のGO!やTops Marketで「特産品フェスティバル」を9月10日まで開催し、地域特産品160品目を紹介する。ハノイの豆腐やソクチャン省のバインピアなど、地方産品の販路拡大も狙いである。さらにベトナム・ホーチミン市では8月28日から9月7日まで「Citysale」を開催し、ベンタイン駅や主要商業施設で約500ブランドが最大80%割引を実施する。
こうした取り組みは、ベトナム国内需要を喚起し消費市場を活性化させる狙いがある。ハノイ市産業貿易局は「小売大手の周到な準備により、国慶節が2025年の商業成長を後押しする契機となる」と強調した。統計総局によれば、2025年1〜7月の小売売上は3,049.6兆VNDに達し、前年同期比7.8%増であった。地域別ではダナンが9.1%、ハイフォンが8.4%、ホーチミン市が8.2%、ハノイが8.0%の伸びを記録した。今回の大規模販促は、この成長基調を一段と強めるものと期待されている。
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