ベトナム財政省は決定第2823/QĐ-BTCを通じ、2020年から2024年にかけての公的債務と国家債務の状況を公表した。今回のデータによれば、ベトナムの債務指標は大幅に改善しており、国際的に安全水準とされる範囲を大きく下回る結果となった。
公的債務の対GDP比は2020年の55.9%から2024年には34%まで低下し、その内訳は政府債務が31.8%、政府保証債務が2.2%、地方政府債務が0.6%と縮小している。また、対外債務の対GDP比も2020年の47.9%から2024年には27.9%へと大幅に減少した。一方で、国家の対外債務返済義務は輸出総額に対する比率が5.7%から7.8%へとやや上昇したものの、依然として国際的に許容範囲内にある。
財政省は、今回の公表が法令遵守の一環であるとともに、財政の透明性向上、国民や国際パートナーからの信頼確保に資すると強調した。特に公的債務管理の改善は、財政リスクの抑制、マクロ経済の安定化、投資環境の強化につながると評価されている。
ベトナム政府は近年、財政健全化を重要課題に据えており、債務管理能力の強化や支出効率化を進めてきた。その成果が今回の公的債務削減に表れている。今後も財政省は、政府債務・地方債務・政府保証債務・対外債務の情報を継続的に公表し、透明性を確保するとともに、国際基準に沿った財政管理を徹底する方針である。
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