ベトナムの首都ハノイのFDI誘致が好調|2024年に30%増加、成長の期待高まる
2024年、ベトナムの首都ハノイは外国直接投資(FDI)を2,162百万米ドル誘致し、2023年比で30%の増加を記録した。これにより、ハノイはベトナム全国でFDI額としては5番目に多い省・市となった。新規登録プロジェクトは293件で、総額1,212百万米ドルに達し、資本増加を伴う205件のプロジェクトは297百万米ドルの追加投資を受けた。また、279件の外国投資家が株式購入や資本出資を行い、その額は652百万米ドルに上った。最も多くの投資を集めた分野は不動産業であり、次いで製造業、商業、サービス業、建設業、科学技術が続いた。
特に、シンガポールのキャピタランドが投資した661百万米ドルのLumiハノイプロジェクトは注目を集めている。ベトナム投資計画省の評価によると、2024年のFDIはインフラが整った地域や安定した人材を持つ都市に集中しており、ハノイもその一つである。ハノイ市は投資誘致に力を入れ、投資家には土地賃貸料の免除や法人税率の優遇措置を提供している。具体的には、法人税率5%が適用されるほか、初めの4年間は税金が免除され、その後9年間は50%減税される。
元商工省情報センター副所長のレ・クオック・フォン博士によれば、ハノイは地理的な利点や人材面での優位性を持ち続けている。彼はハノイが「グリーンでクリーンなスマートシティ」への移行を進めることで大きな展望が開けると述べた。また、ハノイはFDI誘致において長年トップ5に位置しており、周辺産業の発展にも貢献している。ハノイはハイテク産業へのFDI誘致にも力を入れており、ホアラック・ハイテクパークでは109件のプロジェクトが登録されている。今後も社会インフラ開発や適切な政策提案により、多くの投資家を引き付けることが期待されている。特に、大規模プロジェクトには法人税30年免除などの優遇措置が適用される。
2025年には国際的なFDI環境が厳しくなると予測されており、ベトナム政府やベトナム地方政府はイノベーションやデジタル技術、人材育成にさらなる投資が必要であると専門家から指摘されている。
ハノイ市は今後もFDI環境を改善し、大手企業誘致に向けた準備を進める方針だ。特に2024年に新たに制定された首都法は、多くの特別なメカニズムを提供し、大規模な投資家にとっての魅力を高めることが期待されている。このような背景から、ハノイはFDI誘致において今後もさらなる成果を上げることが期待される。
