ベトナムのジェネリック医薬品市場は、適切な政策と品質投資が進めば2039年までに最大550億ドル規模へ拡大し、国内総生産(GDP)に最大665億ドル(約9兆9750億円)の貢献をすると推計されている。しかし、現在EU-GMP(欧州医薬品製造基準)を満たす製薬施設は、288か所中わずか20か所にとどまり、潜在力との間に大きなギャップが存在する。
11月5日に開催された「高品質ジェネリック医薬品市場の未来価値」フォーラムでは、専門家が「ベトナムでは所得より医療支出の増加速度が速く、家計負担を深刻化している」と指摘。高品質なジェネリック医薬品の開発は、治療コスト削減と持続的成長を両立させる戦略的解決策と位置づけられている。
政策整備と投資促進が進めば、高品質なジェネリック薬品が輸出および技術革新の新たな牽引役となり、ベトナムの製薬産業が地域バリューチェーンの中で存在感を高める原動力となる可能性がある。

出所:Fierce Pharma
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