2025年、ベトナムの青果(野菜・果物)輸出額は推計85~86億ドル(約1兆2750億円~1兆2900億円)となり、2024年比で約13~14億ドル増、約18%の成長を記録し、当初の予測を大きく上回った。これは、農業・環境分野の2025年総括および2026年計画会議において、ベトナム青果協会のグエン・タイン・ビン会長が明らかにしたものである。この成長を背景に、同協会は2026年に輸出額100億ドル(約1兆5000億円)の達成が可能との認識を示している。
2025年、同協会は会員企業の連携強化に取り組み、地方当局と連携して輸出企業、生産企業、農家、協同組合の結び付きを高め、生産―流通チェーンを各産地で構築・強化した。貿易促進面では、国際見本市や展示会への参加を通じて市場開拓を進め、新規顧客へのアクセス拡大を図った。また、生産者および企業に対し、国内法規や輸入国基準の遵守を指導し、ベトナム産青果の評価向上に寄与した。
一方で、品質の安定性不足、トレーサビリティ体制や栽培地域コード管理の不備、中国市場における生産と消費の連携の脆弱さといった課題も残る。2026年1月1日から農産物トレーサビリティシステムが正式に稼働を開始し、透明性向上とリスク低減を通じて、青果輸出100億ドル(約1兆5000億円)の目標実現を支える基盤になると位置付けられている。
