ベトナムのZ世代が旅行・レジャーの支出を牽引する
UOB銀行とボストンコンサルティンググループ(BCG)は、東南アジアの消費者心理調査の結果を発表した。この調査は、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの5,000人の消費者を対象に実施された。
調査に参加した1,000人のベトナム人の42%が2023年と比較して旅行やレジャー体験への支出を増やしたと回答し、その中でもZ世代が最も顕著な増加を示した。さらに、70%以上の回答者が今後6〜12ヶ月間の経済の見通しをポジティブに捉えており、この数値は地域平均の54%を超えている。
UOBとBCGの調査では、ポジティブな心理状態が教育や健康管理への支出を促進していることが明らかにされている。リモートワークやデジタルノマドの普及により、Z世代は移動する機会が増加している。UOBのデータによれば、今年1月~8月の間、ベトナムでのアウトドア関連の支出に対するカード決済総額は2023年比で平均48%増加し、旅行の支出は83%、飲食の支出は17%増加している。
Z世代は現在ベトナム人口の15%を占めているが、外食や旅行など家庭外での支出に限ると、ベトナムの支出額の40%を占めている。2050年には、ベトナム市場での消費の60〜70%がZ世代とアルファ世代によるものと予測されている。HSBCによる別の報告書も同様に、香港および東南アジアの71%以上のZ世代が仕事をする主な動機として旅行を挙げており、住宅購入や結婚を上回っている。また、UOBはテイラー・スウィフトやエド・シーランとの提携など、大規模な文化イベントとのコラボレーションを進めている。調査では約44%のZ世代顧客がクレジットカードを保有しており、この数字は前世代より高いものの、保険などリスク防衛となる金融商品に対する備えはしていない。
