ベトナム・ロンアン省が再生可能エネルギー拠点へ加速
ベトナム・ロンアン省では、近年、送配電網の整備と再生可能エネルギー開発が急速に進展している。ベトナム政府の方針に基づき、ロンアン省の電力インフラは22kVの中圧電線が省内の全ての地域に行き届いており、住民と企業の電力需要に対応できる体制が整いつつある。現在、500kVの高圧送電網は105.5km、220kVは80.31km、110kVは433.16km、中圧線は3,430km、低圧線は2,586kmに達している。
また、ベトナム国内における再生可能エネルギー促進の一環として、ロンアン省では8つの太陽光発電所が稼働中で、合計出力は440.1MWpに達する。さらに49MWpの「TTC Đức Huệ 2」太陽光発電所が建設中である。加えて、屋根上ソーラー導入も活発で、これまでに2,582件の設備が電力会社と接続済みで、合計出力は510.8MWpに上る。
中でも注目されるのは、ベトナム・ロンアン省カンユック郡における「LNG火力発電所ロンアンI・II」で、合計出力は3,000MWに達する見込みであり、省のエネルギー供給における重要な役割を担う。このプロジェクトはすでに投資登録証を取得し、建設が進行中である。
これらのインフラ整備とエネルギー計画により、ロンアン省は投資先としての魅力を高めており、持続可能な開発と環境保護、グリーンエネルギーへの転換を進めるベトナム政府の政策とも一致している。
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