ベトナムと九州が進める半導体・AI連携と人材育成協力
2025年3月5日、ベトナム政府のブイ・タイン・ソン副首相兼外相は、九州経済連合会の倉冨純男会長をベトナム政府庁舎で迎え、ベトナムと日本、特に九州地方とベトナム国内の地域との経済連携強化について意見交換を行った。ブイ・タイン・ソン副首相は、ベトナムと日本の経済関係が依然として主要な柱であり、日本はベトナム政府にとってODA協力や労働分野での最大のパートナーであり、第三位の外国投資国、第四位の貿易・観光パートナーであると強調した。
日本貿易振興機構(JETRO)の2025年の報告によれば、日本企業の約60%が今後ベトナム国内での投資・事業拡大を希望しており、これはASEAN加盟国の中で最も高い割合である。ブイ・タイン・ソン副首相は、ベトナム政府と日本政府の支援により、ベトナム国内の地方自治体と日本の地方、特に九州地方との協力が円滑に進んでいると述べた。
同副首相は、ベトナム商工省をはじめとする関係機関と九州経済連合会との間で、再生可能エネルギー、科学技術、インフラ開発、デジタル化、グリーン転換、環境保護、気候変動への対応といった分野での連携強化を要請した。また、ベトナム国内で需要が高く、日本が得意とする半導体やデジタル分野における高度人材の育成・受け入れについても協力を求めた。
さらに、経済協力にとどまらず、ベトナム国内と日本の間での人的交流の推進も提案し、相互理解と信頼構築の重要性を強調した。倉冨会長は、九州経済連合会として今回で8回目のベトナム訪問であり、ホーチミン市やハノイ市などベトナム国内各地での積極的な活動を通じて、関係強化を図っていると述べた。ベトナム政府としては、今後も伝統的な分野に加え、半導体やAI、ビッグデータなどの先端分野でも、ベトナム企業と日本企業の連携が拡大することを期待している。
