統計によると、2025年第3四半期におけるベトナムのオンライン購買総額は約40億ドル(約6兆3,000億ドン)に達し、前年同期比22%増となった。主要ECプラットフォーム上で消費された商品数は約10億点に上る。人気カテゴリは美容、住まい・生活用品、レディースファッションの3分野であり、個人ケアおよび家庭向け商品の需要拡大が顕著である。
また、公式店舗の売上は全体の3分の1以上を占め、消費者が正規品への信頼を高めていることを示している。ライブコマースやフラッシュセール、即日配送サービスの普及により、平均注文額も上昇傾向にある。
電子商取引コンサルティング会社メトリック(Metric)は、第4四半期の年末商戦――11.11および12.12キャンペーン期――において、国内EC売上が105兆ドン(約6176億5千万円)、取引件数は10億7,000万件に達すると予測している。ECは今後もベトナムのデジタル消費市場を牽引する主要成長エンジンとしての地位を確立しつつある。
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